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歯石取りの頻度について
こんにちは、ひらかわ歯科医院の相川です。
最近雨がよく降り傘が手放せませんね☔これから蒸し暑くなるので外にでるのも億劫になりますね。皆さんも熱中症には気を付けてこまめに水分補給をしてくださいね。
さて、今回は歯石取りの頻度についてお話させていただきます。
~歯石ができる仕組み~
歯周病や虫歯の原因となる細菌は、お口の中に食べかすが残っているとそれをエサにしてどんどん増殖します。歯を磨かずにそのまま放置すると食べかすの中で細菌が繁殖してネバネバした歯垢(プラーク)になります。
更にそのまま除去出来ない状態が続くと、24時間後には石灰化して歯石が出来てしまいます。
~歯石を放置すると~
歯石はそのままにしておくと表面がざらざらなためプラークが付きやすくなり歯茎に炎症をおこし歯周病(歯肉炎)に発展していきます。
歯周病は進行すると歯を支える骨がとけて歯がグラグラになり最終的には抜け落ちる可能性のある怖い病気です。
~歯石の種類~
歯石は付着する部位によって、「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」の2種類があります。
歯肉縁上歯石
歯ぐきより上に付着する歯石で、色は黄白色~灰白色で、肉眼でも確認できるのが特徴です。比較的やわらかい歯石なので超音波スケーラーという機械で取り除くことができます。
歯肉縁下歯石
歯ぐきよりも下にみられる歯石で、歯周病が進行した際に歯と歯ぐきの間にできる「歯周ポケット」の中の歯根面に付着します。色は濃い褐色~黒色を呈しています。この歯石はかなり固いのでSRP(スケーリング・ルートプレーニング)という処置が必要になります。機械も使いますが、基本的に手用のスケーラーという器具を使って歯石をとっていきます。
~歯石ができやすい部位~
歯石は唾液の排出口である唾液腺の近くにつきやすい傾向があります。
「下の前歯の裏側」「上の奥歯の外側」で、この部分に歯石の付着がよくみられます。
~歯石除去の重要性とその頻度について~
歯石除去の頻度
プラークが歯面に付着すると、約2週間程度で歯石に変化します。歯石の付き具合はセルフケアの状況や唾液の性質、歯並びなどによって異なりますが、歯石除去を行う頻度は3か月に1回がおおよその目安です。ただし、歯ぐきより下の歯肉縁下歯石については歯周病治療が必要となるため、来院ペースは個々の病状によって異なります。
歯石取りの回数
前述でもお伝えしたとおり歯石取りの回数は個々の病状によって異なります。先ほどご説明しましたが歯石には2種類あります。歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石です。縁上歯石は機械で取り除くことができるので個人差はありますが1~2回で終わります。しかし、縁下歯石は見えない歯茎の中の歯石をとるのと固い歯石でそれを手作業でとっていくので個人差はありますが4~6回はかかってしまいます。回数はかかりますが歯周病を進行させないためにも歯石取りは必要になります。
歯石をつきにくくするには
何回もお伝えしていますが歯周病を進行させないためにも歯石取りは必要になります。それに加えてなるべく歯石が付着しないような環境にするのも大切です。それは日々のセルフケアです。歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスを使い丁寧に汚れを落としていきましょう。
ひらかわ歯科医院では歯石取りはもちろん、日々のセルフケア方法もお伝えしてます。
「磨き方あってるの?」
「磨いてるのに歯茎から毎回出血する」など
気になることがありましたらぜひ当院にご相談ください。
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