ホワイトニングの持続期間|理想的な頻度・回数、注意点など解説【医師監修】

「ホワイトニングはどれくらいの期間続ければいいの?」「白さはどのくらい持続するの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
失敗のないよう、必要な回数や持続期間を事前に知っておきたいですよね。
本記事では、ホワイトニングの持続期間、頻度と回数の目安、「やりすぎ」によるリスクや注意点までわかりやすく解説します。ぜひご一読のうえ、安心してホワイトニングに臨んでください。
ホワイトニングの種類と特徴

本項目では、ホワイトニングの種類と特徴をご紹介します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で短期間に白さの変化を実感したい方に向いている方法です。
歯科医師や歯科衛生士が歯の表面に専用の薬剤を塗り、ライト照射を併用しながら、比較的短い時間で白さの変化を引き出していきます。
施術はすべて歯科医院内で行われるため、ご自身で薬剤を扱う必要がなく、結婚式や写真撮影、面接など近い将来に大切な予定が控えている方にも適した選択肢といえます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医師の管理のもと、自宅でゆっくり白さを育てていく方法です。
歯科医院で患者さん専用のマウスピース型トレーを作製し、決められた濃度の薬剤を入れて、指定された時間だけ装着します。
変化はゆるやかですが自然な白さに仕上がりやすく、仕事などで頻繁に通院するのが難しい方や、自分のペースで白さを目指したい方に向いています。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です
。歯科医院で短期的に白さの変化を引き出し、その後ご自宅でホームホワイトニングを継続することで、色を安定させていきます。
できるだけ早く白くしたいけれど、施術後の色戻りも抑えたい方におすすめの方法です。
ホワイトニングの持続期間はどのくらい?

本項目では、ホワイトニングの持続期間について解説します。
オフィスホワイトニングの持続期間
オフィスホワイトニングは、短期間で白さを感じやすい一方、ホームホワイトニングと比べると色戻りを比較的早く感じることがあります。
持続期間には個人差がありますが、一般的には数か月程度を目安として説明されることが多く、3〜6か月ごとのメンテナンスを案内されることもあります。
施術後には一時的に歯がしみやすくなることがあるため、しみる症状が強いときは無理に追加施術を急がず、歯科医院で施術の間隔を調整してもらうことが大切です。
ホームホワイトニングの持続期間
ホームホワイトニングは、自宅で時間をかけて少しずつ白くしていくため、色戻りがゆるやかになりやすい方法です。
持続期間には個人差がありますが、一般的には半年〜1年程度を目安として説明されることが多く、オフィスホワイトニングよりも白さが安定しやすい傾向があります。
ただし、自己判断で薬剤を多く入れたり装着時間を延ばしたりすると、歯ぐきへの刺激や知覚過敏につながるおそれがあるため注意しましょう。
デュアルホワイトニングの持続期間
デュアルホワイトニングは、「早く白くすること」と「長く白さを保つこと」を両立しやすい方法です。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせるため、3つの中でも白さが持続しやすい方法と説明されることがあります。
ただし、持続期間は食生活、喫煙習慣、歯みがきの状態、定期的なクリーニングの有無などによって変わります。
しみる症状が出た場合は、施術の間隔やホームホワイトニングの使用時間、薬剤の量などを調整する必要があります。
ホワイトニングの期間(頻度と回数)はどのくらい?

本項目では、ホワイトニングの期間(頻度と回数)について解説します。
なお、ホワイトニングの頻度や回数、薬剤の使用時間は、使用する薬剤・機器・歯の状態・希望する白さによって異なります。
以下は一般的な目安であり、実際には歯科医師の診察を受けたうえで、指示された方法に従うことが大切です。
オフィスホワイトニングの推奨頻度と回数
オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を行い、白さの変化を見ながら調整していく方法です。
当院のオフィスホワイトニングは、1日1回の施術から受けられます。
1回の施術でも変化を感じる方はいますが、希望する白さや歯の状態によっては、2回・3回と追加して行う場合もあります。
白さが安定した後は、3〜6か月ごと、または半年に1回程度のメンテナンスがすすめられることもあります。
ホームホワイトニングの推奨頻度と回数
ホームホワイトニングは、専用のマウスピースを使ってご自宅で毎日行う方法です。
当院では、1日2時間程度の装着を目安に進め、2週間後に効果の確認を行います。
治療期間は2〜4週間程度、通院回数は2〜3回程度が目安ですが、目的の白さや歯の状態によって期間が変わることもあります。
自己判断で使用時間や頻度を増やすと、知覚過敏や歯ぐきの刺激につながることがあるため注意しましょう。
デュアルホワイトニングの推奨頻度と回数
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングで早く明るくし、ホームホワイトニングで白さを安定させる組み合わせの方法です。
当院のデュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニング1回に加え、ホームホワイトニングを毎日使用して約2〜4週間程度続ける流れが目安です。
短期間で白さの変化を感じつつ、ホームケアで色を安定させたい方に向いています。
ホワイトニングの「やりすぎ」リスク(注意点)

本項目では、ホワイトニングの「やりすぎ」リスクをご説明します。
知覚過敏が出やすくなる
ホワイトニングの「やりすぎ」で起こりやすいのが、冷たいものが一時的にしみやすくなる「知覚過敏」です。
ホワイトニング材は歯質に浸透していく過程で歯の中の神経を刺激することがあり、冷たい水や風で「キーン」としみる症状が出ることがあります。
施術の間隔を詰めすぎたり、ホームホワイトニングの薬剤量や装着時間を自己判断で増やしたりすると、症状が強まりやすくなります。
しみる症状があるときは、いったん使用を中止し、歯科医院に相談しましょう。
ホワイトニング直後は歯の表面がデリケートになりやすい
ホワイトニング後は、歯の表面を覆っているペリクルという薄い膜が一時的に除去され、着色しやすい状態になるとされています。
通常は唾液のはたらきなどによって徐々に落ち着いていきますが、施術直後に酸性の飲食物を多く摂ったり、短期間に何度も施術を重ねたりすると、歯面への刺激が増すことがあります。
オフィスホワイトニング後24〜48時間や、ホームホワイトニングを行っている期間中は、コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレー・タバコといった着色しやすいものや、酸性の飲食物をなるべく控えるように意識すると安心です。
歯ぐきに炎症や痛みが出ることがある
ホワイトニングの薬剤が歯ぐきや粘膜に触れると、刺激となって炎症や痛みを引き起こすことがあります。
オフィスホワイトニングでは、ジェルが歯ぐきなどのやわらかい組織に付着すると、痛みや一時的な白色化が起こることがあります。
ホームホワイトニングでも、薬剤を入れすぎたり、はみ出た薬剤を拭き取らずに装着したりすると、歯ぐきにヒリヒリとした痛みが出ることがあります。
症状がある場合は、使用を中止し、トレーの適合具合・薬剤の量・使用時間を確認してもらいましょう。
虫歯や歯周病がある場合、痛みや刺激が出やすい
虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤やトレーの刺激によって、痛み・しみ・歯ぐきの炎症が強く出やすくなります。
たとえば、虫歯で歯に穴があいている場合は薬剤の刺激が歯の内部に伝わりやすく、歯ぐきが腫れている場合はトレーの刺激で出血やヒリヒリ感が目立つことがあります。
歯みがきで血が出る、冷たい水がしみる、噛むと痛い、歯に黒い穴が見えるといった症状がある場合は、ホワイトニング前に歯科医院で確認しておきましょう。
ホワイトニングを避けた方がよい・注意が必要なケースがある
ホワイトニングは多くの方に行われている処置ですが、すべての方に適しているわけではありません。
無カタラーゼ症の方、ポリオレフィンに対してアレルギー反応が見られる方、妊娠中・授乳中の方、小さなお子様は、ホワイトニングを避ける必要があります。
また、光照射を伴うオフィスホワイトニングでは、呼吸器疾患や光線過敏症がある方も注意が必要です。
持病がある方、妊娠・授乳の可能性がある方、過去に薬剤で強い刺激を感じたことがある方は、事前に歯科医師へ相談しましょう。
ホワイトニングの持続期間を長くする方法

本項目では、ホワイトニングの持続期間を長くする方法をご紹介します。
毎日のオーラルケアを丁寧に行う
ホワイトニングの白さを長持ちさせるうえで、いちばんの土台となるのが毎日のオーラルケアです。
歯の表面にステイン(着色汚れ)やプラーク(歯垢)をため込まないよう、朝と夜の歯みがきで、前歯の表側、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間を意識して磨きましょう。
歯ブラシだけでは落としにくい汚れには、デンタルフロスや歯間ブラシを使うのも効果的です。
ただし、白くしたいからといって強くこすりすぎると、歯や歯ぐきに負担がかかるため、ていねいに磨くことを意識しましょう。
着色しやすい飲食物・喫煙を控える
ホワイトニング後の白さを保つには、着色しやすい飲食物や喫煙を控えることも大切です。
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、ミートソース、タバコなどは再着色の原因になりやすいため、ホワイトニング直後は特に注意しましょう。
また、オレンジやレモンなどの柑橘類、炭酸飲料といった酸性の飲食物にも注意が必要です。
完全に避ける必要はありませんが、施術後24〜48時間程度は控えめにし、色の濃いものを口にした後は水を飲んだり、軽く口をすすいだりすると、色素が歯の表面に残りにくくなります。
定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
毎日のセルフケアにあわせて、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることも大切です。
クリーニングでは、歯石やプラーク、歯の表面についた着色汚れを専用の器具で落とし、新しい汚れがつきにくい状態に整えます。
なお、クリーニングはあくまで表面に付着した汚れを落とすケアであり、歯そのものの色を内側から白くしていくホワイトニングとは役割が異なります。
両者を上手に組み合わせることで、白さをより長くキープしやすくなります。
タッチアップで白さをメンテナンスする
「最近、ホワイトニングしたときより色が戻ってきたかも…」と感じ始めたタイミングで取り入れたいのが、タッチアップと呼ばれる追加ホワイトニングです。
初回の白さが大きく戻ってしまう前にタッチアップを行うことで、白い状態を保ちやすくなります。
表面の着色が多い場合は先にクリーニングを受け、そのうえでオフィスホワイトニングまたはホームホワイトニングを必要な回数・期間だけ追加する流れが一般的です。
ただし、しみる症状があるときに自己判断で薬剤の量や装着時間を増やすと、知覚過敏や歯ぐきの刺激につながるため注意しましょう。
ホワイトニングの持続期間についてよくある質問

本項目では、ホワイトニングの持続期間についてよくある質問にご回答します。
ホワイトニング効果が出にくい歯はありますか?
「ホワイトニングをすれば、どんな歯でも白くなるの?」という疑問を持つ方は多いですが、効果が出にくい歯もあります。
まず、セラミックやレジン、金属などでできた詰め物・被せ物は、ホワイトニング薬剤を塗っても色が変わらないため、周りの天然歯だけが白くなり、人工物との色の差が目立つことがあります。
また、神経の治療を受けた歯は、神経が残っている歯と比べて白くなる速さが遅く、周囲の歯との色の差が出ることがあります。
さらに、テトラサイクリン系の薬の影響で生じる縞模様やグレー系の変色は、医療ホワイトニングを行っても改善に時間がかかったり、変化が限定的になったりすることがあります。
気になる場合は、まず歯科医院で歯の状態を診てもらい、自分の歯に合った方法を相談しましょう。
白さが戻ってしまったら元に戻せますか?
白さが戻ってしまっても、原因に合わせてクリーニングやタッチアップで整え直すことができます。
まずは歯科医院で「表面についた着色汚れによるものか」「歯そのものの色が戻ってきているのか」を確認することが大切です。
コーヒー、お茶、タバコなどによるステインが原因の場合は、クリーニングで表面の汚れを落とすことで、白さがよみがえることがあります。
歯そのものの色戻りが気になる場合は、短期間のタッチアップを歯科医院で相談しながら行うとよいでしょう。
まとめ

ホワイトニングには、歯科医院で短期間に白さを実感できる「オフィスホワイトニング」、自宅でゆっくり白さを育てる「ホームホワイトニング」、両者を組み合わせた「デュアルホワイトニング」の3種類があります。
持続期間の目安はオフィスで3〜6か月、ホームで半年〜1年、デュアルで1〜2年程度とされ、通院頻度や回数も方法によって異なります。
一方で、施術間隔を詰めすぎたり薬剤量や装着時間を自己判断で増やしたりすると、知覚過敏や歯の表面への負担、歯ぐきの炎症などのトラブルにつながるおそれがあります。
また、虫歯や歯周病がある場合は症状が悪化することもあるため、事前のチェックが欠かせません。
白さを長く保つには、毎日のていねいなオーラルケア、着色しやすい飲食物や喫煙の見直し、こまめな水での口すすぎ、歯科医院での定期的なクリーニング、必要に応じたタッチアップを組み合わせていくことがポイントです。
ひらかわ歯科医院では、お一人おひとりの歯の状態やご希望に合わせて、安全で効果的なホワイトニングプランをご提案しています。
理想の白い歯を安心して手に入れたい方は、ぜひ一度ひらかわ歯科医院までお気軽にご相談ください。

