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歯茎のできものに気づいたら?

こんにちは。歯科衛生士の中静です。毎日暑くて溶けてしまいそうですが、水分と休養をしっかり取って

体調を崩さないように気を付けて過ごされてくださいね。

今回のテーマは『歯茎のできもの』についてです。

歯茎のできものは、口腔内の健康状態を示す重要なサインです。

この記事では、歯茎のできものの原因、症状、どのように対処すれば良いのかを

分かりやすく説明していきます。

 

歯茎のできものの原因

歯周病

歯茎の隙間から侵入した細菌が歯茎に炎症を引き起こし、進行すると歯を支える顎の骨を溶かして、膿が溜まることがあります。

口内炎

ストレスや栄養不足、口腔内の傷などが原因で口内炎が発生し、できものとして現れることがあります。

嚢胞

歯の根の先にできる嚢胞(膿が溜まっている状態)は、感染や外傷が原因で発症します。放置していると嚢胞の周りの顎の骨が溶かされ、腫れや痛みなどの症状を伴うことがあります。

口腔がん

まれにですが、歯茎のできものが口腔がんである場合もあります。がんは早期発見が重要ですので、いつもより治りにくいできものなど以上を感じたらすぐに歯科医院に相談しましょう。

 

歯茎のできものの症状

歯茎が腫れている

歯茎が腫れて赤くなったり、ブヨブヨしたりします

歯茎に痛みがある

嚙むときや舌で触れたときに痛みがあったりします

歯茎から膿が出ている

膿(白色や黄色出血)を伴うことがあります。膿が原因で口臭が強くなることもあります。

歯茎から出血している

歯磨きの際に出血したり、何もしていなくても出血が滲みでたりしてきます

歯茎に出来物がある(瘻孔)

虫歯や外傷で神経が死んでしまったり、根の治療が不適切だったり、気づかないうちに歯の根にひびが入って割れてしまったことなどが原因で、根の先に膿が溜まってその出口が顎の骨に穴をあけて白いおできのように出てきます

 

対策と治療法

定期的な歯科検診

歯茎のできものを予防するには定期的な歯科検診が欠かせません。歯科医は早期に問題を発見し、適切な治療を行います。

口腔ケアの徹底

毎日のブラッシングと歯間にケア(フロス、歯間ブラシ)を怠らないことが重要です。自分に合った歯ブラシで正しいブラッシング方法を学び、歯茎を傷つけないように優しく磨きましょう。

抗生物質の使用

感染が原因の場合には抗生物質を処方することがあります。医師の指示に従って服用し、感染を抑えましょう。

専門的な治療

歯茎の奥の方で膿が溜まってしまった場合には歯周病や根の治療における専門的な治療が必要です。マイクルスコープなどの電子顕微鏡を用いて行う場合もあります。

生活習慣の改善

ストレスを減らし、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。ビタミンやミネラルが豊富な食事を摂り、免疫力を高め、口腔内の健康を保ちましょう。

 

さいごに・・・

歯茎のできものは、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。早期発見と適切な対処が重要です。何かいつもと違う!と感じたらすぐに歯科医院に相談し、定期的な歯科検診を受けることをお勧めします。また、日常の口腔ケアを怠らす、健康的な生活習慣を維持することも大切です。皆さんの健康な口腔内をサポートするためにわたしたちはいつでも待機しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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