カテゴリー:
丸橋先生による定期セミナー
こんにちは。
ひらかわ歯科医院歯科衛生士の吉田です🌻
暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
島育ちの私でも、強い日差しには弱いため、どこへ行くにも日傘が手放せません😂
皆さんも熱中症には気をつけて下さいね!
さて、今回は6/25(日)にありました丸橋先生の研修セミナーの様子についてお伝えしたいと思います!
フリーランスの歯科衛生士として活躍されている丸橋先生には、定期的にご来院いただき講習を行っていただいております。
今回の研修のテーマは、SRPのスキルアップでした!
SRPとはスケーリング・ルートプレーニングの略語で、歯周病治療の一つです。
といってもわかりにくいかと思いますので、もう少し簡単に説明しますね。
歯周病に対する処置の目的は、歯周病菌などの固まった歯石を除去することです。
その歯石の除去も歯茎の上の部分の歯石(歯肉縁上歯石)と歯茎の下(歯周ポケット)の部分の歯石(歯肉縁下歯石)に大別されます。
保険での歯周病治療の流れで、歯石とりに何度か通院する必要があるのは、この上下に分けた処置が必要になるからです。
その歯肉縁下の歯の根についた歯石を除去して、根(ルート)を滑沢(プレーン)にすることをSRPと言います。
その専門の道具として主にキュレットスケーラー(手用器具)と超音波スケーラー(専用機械)を用います。これらで歯周ポケットに付着している歯石やプラーク、歯周組織に悪さをする細菌を取り除いていく治療を行います。
歯石やプラークを除去することで、歯の根っこがツルツルと滑らかな状態になり細菌が溜まりにくい状態になります。そうすることで、歯茎の炎症が改善し、歯茎が引き締まっていきます。炎症が改善するので、歯磨き時の出血なども改善します。
そして、歯周病の改善した後、その状態を維持するには、患者さんご自身での歯磨きが重要になります。(必要な方には磨き方をお伝えし、実践できるようにサポートしています😊)
今回の研修では一つ一つ丁寧に器具の操作方法やポジショニングなど教えていただき、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました!
お口の中には、親知らずを除いたら、大人の歯は通常28本あります。
それらは1本1本種類が違いますし、人それぞれ歯の形も違います。そんな多様性に対応するための研修内容でした。
今回学んだことを活かし、これからもより良い医療を提供する為、日々学び続け、患者様のお口の健康を守っていきたいと思います😊
最後に、今回当院の患者様にもご協力いただきました。本当にありがとうございました。