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親知らず、抜いた方がいいの?
こんにちは。ひらかわ歯科医院で月曜日の診察を担当しています中林です。
口腔外科が得意なので、今日は「親知らず」について書かせていただきます。
親知らず、かわいらしい名前ですが、本名は「第3大臼歯」といいます。
真ん中から数えると8番目の歯。
6歳臼歯(第一大臼歯)、12歳臼歯(第二大臼歯)に続く、3番目の奥歯です。
親から自立するくらいの年齢、だいたい20歳前後で生えてくる方が多いので親知らずという名前になったようです。
20歳ころになると周囲から「親知らず抜きに行くんだよね~」「抜いてきたよ~」なんて声がちらほら聞こえてきて、自分も抜いた方がいいのかな?と思われる方が多いようです。
抜歯をオススメする親知らずの特徴、それはズバリ「上手に磨けない親知らず」です!
現代人は顎の大きさが小さく、歯が大きい傾向にありますので、親知らずが生えるスペースが十分にありません。
その結果、曲がって生えてしまったり、横向きに倒れてしまったり、半分歯茎に埋まってしまっていたり、、、どんなに歯磨きを頑張っても、上手に磨けない生え方をしてしまっている親知らずがとても多いです。
上手に磨けない親知らずは、虫歯で穴があいたり、周りの歯茎が腫れてしまったりして、ひどいときには食事が食べられないくらいズキズキと痛みが出てしまうことがあります。
また、手前の奥歯(第二大臼歯)の虫歯や歯周病の原因になってしまうこともあります。
もし、親知らずが磨きにくいなぁ、ときどきでも違和感や痛みがあるなぁというときは、ひどい痛みが出る前に、一度歯医者さんにご相談されることをおすすめします。