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抜歯後に痛むのはドライソケットかも?見た目でわかる特徴や治療方法

 

ドライソケットの痛みで苦しむ男性

目次

・抜歯後に起こるドライソケットとは?

・ドライソケットの症状について

・ドライソケットの治療方法について

・ドライソケットにならないために気をつけること

・放置をせずに早めに歯科医院へ相談を

抜歯後に起こるドライソケットとは

歯を抜いた後は、数日ほどで痛みや腫れが落ち着いてくることがほとんどです。しかし、2~3日たってから次第に痛みが強くなってきて、1週間過ぎても痛みが変わらない場合は、ドライソケットになっている可能性があります。
ドライソケットとは、なんらかの原因で抜歯した部分の穴に血がたまらず、その部位の顎の骨が露出してしまっている状態のことです。抜歯後、数パーセントの確率で起こると言われています。
骨が露出しているので、普通にしていても痛みが強く、また食べ物のカスなどが直接穴に入ると激痛を引き起こすこともあります。
ドライソケットの原因としては以下のようなものがあります。

難易度の高い抜歯

下顎の歯茎の下に埋まっていたり、横を向いた親知らずなど、難しい抜歯のケースでは、どうしても治療時間が長くなりがちです。手術中に出血が早くおさまってしまったりすると、なかなか必要量の出血が起こらず、結果術後傷口を覆うのに必要な量の血液が得られずにドライソケットになる場合があります。また、治療時間が長くなると麻酔薬を追加する必要が出てきます。その際、麻酔薬に含まれる血管収縮剤の効果で、歯を抜いた後の部位に充分な血液が供給されず、ドライソケットを引き起こすこともあります。

抜歯後の頻繁なうがい

術後に頻繁にうがいをしてしまうと、傷口を覆っている血の塊(血餅)が剥がれてしまい、ドライソケットが起こりやすくなってしまいます。出血が気になったとしても、あまりうがいをしないほうがよいでしょう。その際は、ガーゼや、無ければティッシュなどでも構いませんので、丸めてペットボトルの蓋かその半分くらいの大きさにしたものを10分かみ続ければ、通常止まります。止血確認を途中でしてしまうと、血が固まり損ねてしまうので、必ずかみ続けるのがポイントです。それでも止まらなければ、歯科医院にご連絡されることをお勧めします。

抜歯後の喫煙

タバコには血管を収縮させる効果があるので、血行が悪くなりドライソケットを引き起こす可能性が上がってしまいます。
予後をよくするためにも、抜歯後は控えていただくことをお勧めします。

ドライソケットの症状について

実際にドライソケットとは、どのような症状や見た目なのかをお伝えしていきます。

ドライソケットの症状

通常ですと抜歯後に出た痛みは2~3日で落ち着きます。一方で、ドライソケットの場合は、抜歯後3~5日後に痛みが出はじめ1週間たっても強い痛みがおさまりません。長期間に渡って強い痛みが続く場合はドライソケットを疑いましょう。また、抜歯した部分の骨が露出しているため、冷たい水で口をゆすいだり、直接触ったり、食べかすが入るなどの物理的刺激によって激痛が起こります。頭痛を感じる方もいらっしゃいます。

ドライソケットの見た目

通常、抜歯後の傷口は、抜歯した穴を赤っぽいブヨブヨしたゼリー状のもの(血の塊、血餅)が覆っている状態になり、それが徐々に粘膜に変化していきます。一方ドライソケットの場合は、傷口を覆うものが存在せず、抜いた所に直接白い顎の骨が見えたり、傷口が大きく開いたままになったりします。

ドライソケットの治療方法について

ではドライソケットの治療法には、どのようなものがあるのでしょうか。

鎮痛剤と抗生物質を服用

ドライソケットは通常よりも痛みがおさまるのが遅いのですが、時間の経過とともに治癒していきます。ドライソケットが治癒するまでの間、鎮痛剤を飲み痛みを抑え、露出した骨からの感染を予防する意味で抗生物質を服用します。鎮痛剤は、市販の薬局で手に入るものでも、歯科で処方されるものと成分がほぼ同じなので服用しても構いません。ただし胃が弱い人は、長期間鎮痛剤を飲むことで胃が荒れる場合があるので、胃薬の併用や鎮痛剤の種類を変えるなどの対応が必要となります。

ドライソケットを洗浄してから薬を詰める

直接ドライソケット部位に刺激が加わらないように、保護をします。その際、抜いた部分を生理食塩水で洗浄して清潔にした後、抗生物質や麻酔薬の軟膏を詰めることで症状を緩和させます。ガーゼなどの交換できるもの、もしくは、吸収性の高い素材を用いて軟膏がドライソケット部に停滞できるようにし、そこの回復を待ちます。

麻酔をしてもう一度出血させる

抜いた部分に麻酔をして、傷口を刺激して、再度出血を起こさせる方法もあります。これは、新しい血液の塊によって傷口を覆う目的です。

ドライソケットにならないために気をつけること

ドライソケットにならないために気をつけること

抜歯後、ドライソケットにならないためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。

口をゆすぎすぎない

口を強くゆすぐと、傷口を覆っている血の塊が剥がれてしまうので、出来る限り口をゆすぐのを我慢してください。抜歯当日どうしても血の味が気になるときは、口の中を軽く濯ぐ程度に留めてください。

抜いたところをいじらない

食事をした際に、食べかすが抜歯した穴に入ってしまうことがありますが、いじらないようにしてください。食べかすがそのまま取り込まれるようなことはなく、傷口が治るときに自然に押し出されますので、その点はご安心ください。

禁煙

タバコは血流を悪くするので、ドライソケットの原因になりえます。治癒の妨げになるので、可能であれば抜歯後数日間は控えるようにしてください。

放置をせずに早めに歯科医院へ相談を

ドライソケットの原因、治療法などについてお伝えしてきました。
抜歯後、2~3日たっても痛みが強くなり、またそれが長期間続く場合はドライソケットの疑いがあります。日常で痛みが続く場合は、生活するのが辛くなってしまうので、無理をせず、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。痛みだけではなく、腫れが気になる場合も、お早めに当院へご相談ください。
他院で抜歯された方でもご心配な際はお気軽にご相談ください。

 

執筆/ひらかわ歯科医院 院長 平河貴大

 

 

 

 

 

 

 

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