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子どもの時期に行う、歯並びが悪くならないための予防方法とは?

 

子どもの時から歯の健康を意識することが歯並びには大切

大人になってからも悩む事が多い歯並び。

子どもの時期に歯並びが悪いままの状態で成長してしまうと、その歯並びに合わせた顎の形状となってしまい、大人になっても同様に歯並びが悪い状態が続いてしまうことになります。

 

できれば小さな時から歯並びが悪くならないよう予防を行い、将来の大掛かりな矯正などを避けることが理想的です。もしくは、早くから気をつけておけば、矯正が必要になっても、短期間で終えることができます。今回はそんな子どもの時からできる、歯並びへの対策方法を紹介していきます。

 

子どもの歯並びの予防方法。大切なことは普段からの心がけ

日常の中で姿勢を良くすることを意識する

歯並びと関係ないように思える姿勢の良し悪しですが、実は重要な要素の一つとなります。

座っている時の頬杖は歯並びを悪くする代表的な原因の一つで、片側の顎に力が偏ってかかり、成長期である顎の形状が変化し、頬杖をついた反対側に顎が押されます。

頬杖をついた方の手が歯に当たっていれば、その歯を少しずつ倒す力となってしまうため、歯が傾いてしまいます。

 

また、猫背も気をつけたいポイントで、食事の際に背中が丸まっていると、前の方の歯でしか噛まない癖がついてしまいます。食事の際は姿勢を正し、”前歯で噛み切り、奥歯ですり潰す”を意識し、食べ物を歯の機能に合わせて正しく食べましょう。

 

食事の際はよく噛んで食べる

現代は昔に比べて柔らかい食べ物が多く、食事の際に噛む回数は減ってきています。しかし、”よく噛む”ということは、脳の活性化や肥満防止、味覚の発達、唾液の分泌によるむし歯や歯周病の予防などにも繋がり、もちろん歯並びえも大きく影響していきます。

噛むことで唇や舌、顎、顔周りの筋肉をしっかり使い発達させていくことで、歯並びの悪化を予防することができます。食事の際、飲み込むタイミングは食べ物がおかゆ状になってから。だいたい一口で30回ほど噛むのが目安です。

 

鼻呼吸を心がける

子どもが口を開けてテレビやゲームをしている場合は要注意。

これは口呼吸を行っている可能性が高く、それにより顎と舌が下がるため、顎の発達が不十分になってしまいます。

口呼吸は不正咬合やむし歯など口の中だけでなく、扁桃腺が腫れやすかったり、アレルギーを誘発したり、身体への様々悪影響の原因となり得ます。もちろん歯並びもそのなかの一つ。もし、口呼吸になっている場合は、口周りの筋肉を鍛えたり、鼻呼吸を意識するようにしましょう。

 

定期的な歯科医院での検診

保護者の方だけでは、子どもの歯並びの状況をしっかりと把握するのは難しいことかと思います。

現在の口の中はどんな状況で、このまま成長していくと将来どんな影響が出てくるのか…正確な将来予測は難しいのではないでしょうか?

そこで、子どもの時期から定期的に歯医者へ通い、専門家の検査を受けるのがおすすめです。

「すぐに生え変わるから…」と見過ごすやすい乳歯の時期ですが、上記したようにこの時期に予防(適切なトレーニング)を行えば、歯並びを改善できることが多くあります。

また、現状は歯並びが悪い状態ではなくても、今の生活習慣(歯並びを悪くする悪習癖)では将来的に歯並びを悪化させてしまう場合もあり、改善するべきポイントのアドバイスを受けましょう。

 

歯並びの予防に効果的な食べ物

上記の中で”よく噛む”ことが、歯並びの予防の一つであるということをお伝えしました。

では、具体的にどのような食べ物を食べると効果的なのか?いくつかご紹介していきます。

食事の時には、いかやたこのお刺身、野菜では人参や大根などの野菜スティック、れんこんの煮物やたくあん、フランスパンなどが効果的です。

おやつにはスルメや煮干し、せんべい、りんご、ピーナッツやアーモンドなどを与えると、必然的に噛む回数も増えるため、顎の発達が促され、良好な歯並びの発育へと繋がります。

 

咀嚼という動作は上下の顎だけでなく、顔全体の骨の成長に重要な役割を果たしていきます。つまり、噛む力の育成が豊かな顔の形を作っていくことにも繋がっていきます。

ご存知でしょうか?歯が生えていない赤ちゃん、この時期に母乳を吸う時、顔全体を使い噛む動作と似たような動きをします。

そういったところから、吸う時により力が必要な母乳の方が顎の成長には有効です。人工乳であっても、より吸う力が必要となる(ミルクが出にくい)哺乳瓶の選択が有効です。赤ちゃんの時期から顎の育成、ひいては歯並びの育成に関与していることを親御さんに意識してもらえると、健全な歯並び育成、顔の成長につながります。

 

もし歯並びが整わなかった場合は早めに小児矯正へ

歯並びが悪くならないように予防するためには、早期の対策を行うのが重要になります。

今回紹介した予防方法を始め、他にもいくつかの方法はありますが、とにかく重要なのは顎や口周りをしっかり育てて、偏りなくバランス良く生活していくこと。普段からの生活習慣が大切になるため、保護者の方の意識次第で将来的に矯正をせずに済むことも多くあります。

 

ただし、もしそれでも歯並びが気になる場合は、一度歯科医院にて小児矯正の相談をしてみるのがおすすめです。

大人になってから矯正を始めるよりも、費用や期間が短く、歯を抜かずに治療できる場合などメリットが多くあります。

できるだけ自身の歯を残せるよう、保護者と歯科で協力して子どもの口内環境を整えていきましょう。

 

執筆/ひらかわ歯科医院 院長 平河貴大

 

 

 

 

 

 

 

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