「あなたのからだに優しい治療」ひらかわ歯科医院

歯のクリーニングが痛い?痛みの種類と痛みを少なくするためには

2016.09.16

目次

 

歯科医院でのクリーニングは何のためにするのか

PMTCの流れ

クリーニングで得られる効果

こんな方にクリーニングをお薦めいたします

歯石取りはなぜ痛いのか?

痛みを少なくするためには

痛みの種類

歯石取り後のケア

まとめ

 

歯科医院でのクリーニングは何のためにするのか

teeth_cleaning_s1定期検診やメンテナンス、クリーニングなど言い方は様々ありますが、具体的にはどういったことを行っているのか疑問に思ったことがある方は多いのではないでしょうか。

今回は歯科医院で行うクリーニングについてご説明いたします。

 

歯科医院で行うクリーニングやメンテナンスとは「歯茎より下」の部分を綺麗にすることや歯の状態をチェックすることです。

 

どんなに丁寧に歯磨きをしていても、知らず知らずのうちに磨き残している歯垢や、歯周ポケットの奥に付着している歯石は落とすことができません。

歯科医院でのクリーニングはPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれ、歯科衛生士などが専門の器具を使用して歯垢や歯石、着色汚れを除去していきます。

また、自分で行っている歯磨きの欠点も指摘してもらえるので、セルフケアの向上にも繋がってきます。

PMTCだけでは保険が利きませんが、歯周病の診断がある場合や定期検診としての歯の清掃を行う場合には、保険が認められます。

 

PMTCの流れ

①歯の状態をチェック

歯垢や歯石の付き具合や歯茎の状態を確認します。

染めだし液で歯垢に色を付け、磨き残しがどこにあるかなど、その方の歯磨きの癖や状態を確認します。

②ブラッシング指導

歯垢や歯石がつきやすくなっている場所を指摘し、どのように歯ブラシを当てるか、フロスや歯間ブラシなど、どんな道具で除去するかなどを説明します。

③歯垢や歯石をとる

超音波スケーラーなどの専門器具で付着している歯垢や歯石を取ります。

④歯の間や表面の汚れを落とす

歯間部は専門のチップなどを使い、歯の表面はゴム製の研磨器具を使って磨き上げます。

⑤フッ素を塗る

市販の歯磨き剤に含まれるものより高濃度のフッ素を塗り、虫歯の予防や歯質の強化を図ります。

 

クリーニングで得られる効果

歯についてしまった歯垢や歯石、着色を放っておくと、歯周病や虫歯の原因になります。

特に歯石は歯についた歯垢が固まり歯に固くこびりついたものなので自分で行う歯磨きでは落としきることができません。

また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用し丁寧にケアを行っている方でも、落としきれる歯垢は80%程度とも言われています。

そのため、自分では落としきれない歯垢や歯石を取り除くことにより、虫歯や歯周病の進行を抑えることに繋がります。

 

こんな方にクリーニングをお薦めいたします

歯周病の方

歯周病の主な原因となる歯石を取り除くので、歯石が原因で引き起こす歯茎の炎症を抑える事ができます。

 

虫歯や歯周病予防を頑張っている方

日々の歯磨きでは落としきれない汚れを取るので、虫歯や歯周病になるリスクを下げることができます。

 

見た目を美しくしたい方

歯の表面の汚れを落としますので、自身の持つ歯の白さに戻すことができます。

特にコーヒーやワインをよく飲む方や、タバコを吸う方は汚れが付着しやすい傾向にあります。

また、ホワイトニングをお考えの方は事前にクリーニングを行うことをお薦めいたします。

クリーニングを行い汚れを取り除いた歯の方が、ホワイトニングの効果が得られやすくなります。

 

歯石取りはなぜ痛いのか?

teeth_cleaning_s2歯石除去の大切さは理解していても、取るときに1度痛い思いをしてしまい、それ以来、定期検診に行けない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯石は歯垢、唾液、血液などが固まってできた石のようなもので、これは時間が経つほど歯にこびりつき、歯石除去するときに痛みが出やすくなってしまいます。

それでは、どのようにすれば歯石除去を行う際に痛みが少なくなるのでしょうか。

また、痛みの種類はどのようなものがあるのでしょうか。

 

痛みを少なくするためには

腫れた歯茎を先に治す

歯石が歯に付着しているのは、その部分がきちんと歯磨きできていない証です。

歯茎に腫れや赤みがある方の多くの場合、歯磨きが上手くできていません。

症状が重い場合は、痛みのせいで歯磨きすらもできないことがあります。

歯茎が腫れていると、それが痛みの原因になる他、出血も起こしますので歯石を除去するのに邪魔になります。

そのため、日ごろからきちんとしたケアを行い、歯茎を正常な状態に治してから歯石除去を行うとよいでしょう。

 

歯石を溜めない

歯石を長期に渡り溜めていると、歯石は硬くこびりついてしまいます。

硬くなった歯石を除去するためには力が掛かるため、これが痛みの原因になる場合があります。

また、専用の機械を使う場合も、硬い歯石の場合はパワーを高くする必要があるので、痛みの原因になる可能性があります。

さらに、付着している歯石の量が多いと時間も長くかかります。

ドクターや歯科衛生士はできる限り痛みが出ないように心がけているので、歯石が比較的やわらかい状態の時に行うと、痛みを感じること無く除去が可能です。

 

痛みの種類

歯が痛い

歯磨きをしている時に力が入りすぎると、歯茎が下がる場合があります。

歯茎が下がると歯石を除去する器具が、刺激に弱い象牙質やエナメル質の薄い部分に触れる場合があります。

すると刺激が神経に伝わり、しみや痛みを感じる可能性があります。

また、超音波の振動による器具などを使用した際に痛みを感じたら、その旨を伝えてください。

 

歯茎が痛い

器具が歯茎に当たり痛みを感じることがあります。

これは歯石除去を行うドクターや歯科衛生士の問題です。

しかし、歯周ポケットの深い部分を除去する際はどんな熟練のドクターや歯科衛生士が行っても痛みを感じる場合があります。

その際は麻酔を行ってからから除去してもらうとよいでしょう。

 

歯石取り後、しみる

多くの歯石を一度に除去した際に、しみを感じる方がいます。

このしみは一時的なもので、2日~3日で治まることが多いです。

歯石を取り終わった後は象牙質がむき出しになるので、冷たいお水などで過敏に反応し、しみとなって感じることがあります。

 

歯石取り後のケア

歯石を取った後の歯や歯茎はとても敏感になっていることがあり、しみたりや出血することがあります。

歯石を取った後のアフターケアのご説明をいたします。

温度変化の大きいものは避ける

歯茎より下の部分の歯石を取った日は、歯がしみる可能性がありあす。

歯茎より下の部分の歯石を取るということは、歯の神経に刺激を伝える象牙質の歯石を取ることなので、象牙質の働きがよくなります。

すると冷たい水や熱いスープなどの温度変化が大きいものに対して、歯石を取る前に比べて敏感に反応するようになります。

しかし、このしみは徐々に落ち着きますのでご安心ください。

 

優しい歯磨きを心がける

歯石を取った後は、歯茎が傷ついている可能性があるため、当日は出血する場合があります。

これは2日~3日で治まり、歯茎はきれいな薄ピンク色になっていきます。

そのため、出血したり歯ブラシが当たった際に痛みを感じたら、いつもより優しい歯磨きを行ってください。

 

フッ素を使用する

歯石を取った後は歯の表面に汚れが少ない状態です。

この状態の時にフッ素を使用すると、歯への吸収が良いので、虫歯などへの予防効果が高くなります。

 

フッ素とは自然界の物質で、歯磨き粉に添加されているのは、その化合物です。

これは歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防になります。

フッ素には虫歯の原因菌の発育を抑制し、歯を溶かす酸を作り出すのを防ぐ働きもあります。

さらに、歯磨き粉を選ぶ時は、フッ素以外にどのような成分が入っているかも気にするとよいです。

 

歯周病の予防を期待するなら、クロルヘキシジンなどの殺菌剤が配合されたものがよいでしょう。

歯を白くしたい場合には、付着した汚れを緩める効果のあるポリリン酸ナトリウムや、沈着汚れに作用するフィチン酸という成分があります。

歯に物がしみる知覚過敏のある方は、硝酸カリウムなどが配合された歯磨き粉がいいでしょう。

 

歯磨き粉は市販で購入できるものだけでなく、価格は高くなりますが、歯科医院で販売している中から選ぶことをお薦めします。

 

まとめ

teeth_cleaning_s3psd歯石除去はお口の中の状態により痛みを生じる場合があります。

何年も歯科医院に行っていなかったり、歯茎の健康状態が悪い場合は痛みを生じる可能性が高くなります。
しかし、歯石をため込んでいると歯周病の原因になったりと良いことは何一つありません。

最初のうちは痛みや出血を伴うかもしれませんが、歯茎の状態が回復してくると、痛みは少なくなってきます。

我々も極力痛みが出ないように丁寧に歯石を取ったり、回数を分けるなどして患者様にとって負担の少ない治療をご提案いたします。

また、定期的にお口の中の環境をチェックさせてもらうことにより、歯石を取るだけでなく、新たな症状を未然に防ぐことも可能です。

虫歯や歯周病になり辛い思いをする前に、歯科医院で検診やクリーニングを行うことをお薦めします。

 

執筆/ひらかわ歯科医院 院長 平河貴大

 

 

 

 

 

 

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