「あなたのからだに優しい治療」ひらかわ歯科医院

歯の詰め物の治療後、その部分が痛くなったという経験はありませんか?

2016.07.23

目次

 

歯の詰め物の治療(補綴治療)とは?

詰め物を行った後の痛みにはどんなものがあるのか

詰め物の種類

詰め物が外れてしまったら

最後に

 

歯の詰め物の治療(補綴治療)とは?

こんにちは!ひらかわ歯科医院 院長の平河です。

福岡市南区大楠で歯科医院を開院してから、早いもので2度目の夏を迎えることができました!

これからも患者様お一人お一人に丁寧な治療と説明を行っていきたいと思っています。

 

今回はこれまでに私が実際に治療を行ったことも踏まえて、治療で「歯に詰め物を入れた後に起こる痛み」について

まとめていきたいと思います。

 

みなさんは虫歯などの治療で歯に詰め物を入れたことはありますか?

歯に詰め物を入れる治療というのは、具体的に言うと、歯が欠けたり、虫歯で穴の空いた部位を、

あるいは神経を取った歯を詰めものや被せ物等の人工物で補う治療のことです。

進行度合いにもよりますが、虫歯になると多くの場合は専用のドリルなどで歯を削って、悪い部分を取り除きます。

 

歯科医院でよく耳にするキュイーーーン!という音はドリルを使って悪い部分を取り除いている音なんです。

 

その後に削った部分に金属やプラスチック、セラミック(陶器)などを入れて補います。

最近では保険の効く銀歯から、保険が効かないですが高性能なセラミックまで様々な素材があります。

歯の詰め物を行った方の中には詰め物の素材について、説明を受けた方もいらっしゃると思います。

 

感じ方は人それぞれですが、保険の効かない素材って高いですよね…

 

でも、機能はすごく良いんですよ!

 

壊れにくいですし、色も自分の歯と同じような色にできますし、金属アレルギーなど健康面でも安全なので、

お口の中の環境を考えるとやはり良い素材のものをオススメしてるんです。

 

歯科医院に通うのが面倒…

お金がかかる…

といった理由で欠けてしまった歯を放置したり、歯を削ったまま何も埋めないでいると

噛み合せが変わって顎が痛くなったり、十分に噛めないために食べ物の消化吸収にも影響し、

全身の健康を損なうこともあります。

 

それなので、失った部分を埋めるということはとても大切な治療なんです!

 

歯の詰め物の治療についてのご説明は以上です。

ここからは歯の詰め物の治療で起こりがちな問題である、詰め物を行った後の痛みについて、一緒に考えていきましょう。

 

 

詰め物を行った後の痛みにはどんなものがあるのか?

痛みの主な原因はこの4種類!!

① 詰め物を詰めた時に歯がしみる
② 熱いものや冷たいものがしみる
③ 噛むと痛い
④ 数ヶ月経ってから痛みがでてきた

 

それでは、なぜその痛みが起こるのかと対処方法をご説明いたします。

 

【詰め物を詰めた時に歯がしみる】

歯と作製された詰め物をくっつけるために使用する接着材の影響で、歯がしみて一時的に痛みが生じることがあります。

そうです!歯にとって接着剤は異物です。

異物に対しての反応が痛みとして出ているだけなんです。

異物といっても体に害があるわけではないのでご安心ください。早い方は数分後には痛みが引いていきます。

徐々にズキズキやジンジンする痛みが引いていけば問題はありません。

我慢できるようであれば、2~3日様子を見てください。

 

【熱いものや冷たいものがしみる】

金属の詰め物の場合に多いのですが、自分の歯に比べて熱を通しやすい素材のため、一時的に歯がしみることがあります。

熱い物や冷たい物を口に含んだ時に、数秒から数分後に痛みがおさまるのであれば問題はありません。

その後、日が経つにつれてだんだんとしみにくくなってくれば、そのまま様子を見ましょう。

これは温度変化に対しての慣れです。

自分の歯とは違う熱の伝わり方をする素材に代わるので、神経が過敏に反応しているわけです。

何もしていない時にズキズキ痛んだり、熱いものがしみたり、痛みがだんだんひどくなっていく場合は、

詰め物を外して神経を取らなければいけない場合もあります。痛みが続く場合は歯科医師に相談してください。

また、食事のたびに熱い物や冷たい物を、わざとその歯に当てることはしないでください。

しみる歯には刺激を与えないように、しみない方でお食事するようにしてください。

 

【噛むと痛い】

新しい詰め物をつけた直後は、噛み合わせた時に、高さに違和感を感じることがあります。

詰め物の高さに問題がない場合、数日で違和感はなくなりますが、詰め物の高さが合わない場合では、

噛むと痛みを感じることがあります。

お口の中は髪の毛1本が入っただけでも違和感を感じるくらい敏感です。

そのため、詰め物を入れて、わずかでも変化があると反応してしまいます。

高さを調整することで噛んだ時の痛みはおさまります。しかし、そのうち慣れると思い痛みを我慢していると、

歯と歯が触れ合うだけで痛くなったり、頭痛が起こることもあります。

お食事をして違和感がなくならない場合や、2~3日たっても痛みが取れない場合は、

歯科医師に相談し、高さを調整してもらいましょう。

 

【数ヶ月経ってから痛みがでてきた】

治療後は痛みがなくしっかり噛めていたが、数ヶ月したら痛みが出てくることがあります。

また、歯茎に触れただけで痛みが出て、歯磨きもまともにできないこともあります。

4つの原因のなかで、これが一番危険です。

歯の根の治療を行い、詰め物を入れた場合に起こることなので、

詰め物を入れて痛みが無かったという方も油断せずにいましょう。

 

歯の根っこの部分の治療が不十分だと、そこから炎症を起こし痛みが生じます。

その上に詰め物でふたをするので、見た目はきれいに詰め物ができていたとしても

痛みが再発するケースがあります。

レントゲンなどで原因をつきとめ、時間をかけじっくり治療を行うことにより解決できます。

 

また、接着材の種類によっては、年数が経つにつれて劣化していくものがあります。

劣化とは様々ありますが、その1つとして接着剤が溶けてしまうことです。

それが起こると、自分の歯と金属の歯の間に隙間ができます。

そうすると、その隙間から菌が侵入し虫歯になることがあります。

これらを防ぐためには、定期的に検診に来ていただき、お口の中を健康的な状態で維持することが大切です。

 

さて、詰め物を入れた後に起こる痛みの原因は何となくご理解いただけたと思います。

ここからは詰め物とは具体的に何かということをご説明いたします。

 

 

詰め物の種類

「種類と言っても、欠けたり削ったりした場所を埋めるために使う素材の話でしょ?」

 

と思う方もいらっしゃると思います。ですが、今回ご説明するのは詰め物の方法の違いです。

大きく分けると2種類あります。

 

1つ目は「インレー修復」という方法です。

これは虫歯になった部分を削ってから、その部分の歯の型を取ります。

それを元に削った歯にピタリと合う人口の歯を作ります。

この時に保険の素材にするのか、保険外の素材にするのかを伺います。

 

この時の選択で、長ければ10年以上付き合っていく歯が決まるので、よく考えて選びましょう!

 

歯の型を取ってから1週間ほどで詰め物が出来あがります。

インレー修復は虫歯の範囲が大きい場合や、削る部分が歯と歯の隣り合う所にある場合によく使う方法です。

 

 

2つ目は「コンポジットレジン充填」という方法です。

これも虫歯になった部分を削ってから、その部分にレジンという歯科用プラスチックを詰める方法です。

こちらは必要最小限だけを削る治療なので歯へのダメージが少なくて済みます。

レジンは粘土の様に柔らかく、特殊な光を当てることにより固まります。

 

うれしい特徴として、なんとその日の内に治療が終わることです!

 

何度も時間を作り、歯科医院に通わなくても良いのです。

しかも、「転んで前歯がちょっと欠けてしまった」という時にも使えます。

ただし、歯を削る部分が少ない場合にのみ使用できる方法なので、進行した虫歯の場合は使用できない方法です。

見た目も他の歯と同じような色に出来るので、虫歯は早期発見が肝心ですよ!

詰め物を入れた後は虫歯の再発防止に努めましょう。

 

 

「虫歯になる→削る→埋める」を繰り返していると、いずれは自分の歯が無くなってしまいます。

一般的にはインレーやコンポジットレジンの耐久年数は約10年と言われています。

セラミックなどの高性能な素材を使ったり、詰め物を入れた歯を丁寧に磨いたり、

歯科医院での定期的な検診を行えば耐久年数は伸びてきます。

 

「10年使えるなら十分じゃないか!」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、これは治療を行った1カ所に対しての耐久年数です。成人の歯は親知らずを除いて全部で28本あります。

仮に虫歯の治療を1年ごとに10カ所行ったとしたら、毎年歯科医院に通うことになります。

そうならない為にも、再発防止と予防を頑張りましょう!

治療では虫歯が再発しないよう、詰め物はきっちりと調整して歯に詰めます。

しかし、どんなにうまく治療できたとしても、詰め物と歯の間にはごくわずかな隙間ができてしまいます。

そこから虫歯菌が入り込んで、虫歯になってしまうこともあります。せっかく治療をしても、

患者様のお口の中の環境が悪ければ虫歯菌(ミュータンス菌)が増えて、虫歯ができやすい環境になってしまいます。

再発予防のためにも、治療後はより念入りに歯磨きをするのはもちろん、定期的に歯医者でチェックを

受けるようにしましょう。

 

 

詰め物が外れてしまったら

まずは歯科医院にご連絡ください。状況によってはすぐに戻せる場合があります!

詰め物が外れる原因としては強い衝撃が加わったり、詰め物を入れた歯の周りが虫歯になると外れることがあります。

稀に糸ようじなどでお手入れをしている時に、詰め物が引っ掛かり、ポロッと外れてしまうこともあるようです。

このように自分の歯と詰め物に損傷が少なければ、そのまま戻すこともできます。

その時は忘れずに外れた詰め物を持ってきてくださいね。

しかし、詰め物の周りの歯が欠けてしまったり、虫歯になってしまうと詰め物を作り直しますことになります。

そうです。やり直しです・・・

自分の歯と詰め物の境目は汚れが残りやすく、虫歯になるリスクが高いので、しっかり磨いてください。

 

≪詰め物が外れた時に絶対にやってはいけないこと≫

危険!「無理に戻す」

外れた詰め物を不完全な形で戻した状態で噛んでしまうと、詰め物が曲がったり、残っている健康な歯が割れたり、

噛み合う歯が欠けてしまう場合があります。

その上、1度取れた詰め物は戻しても外れやすくなっているので、食事中に外れ、

誤って飲み込んでしまうこともあります。特に子供や高齢者の方は気管に入りやすいので、

外れた歯は自分では戻さないでください。

 

危険!!「市販の接着材でつける」

自身で接着材を使い詰め物を戻すと、歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。

そして、その隙間から虫歯菌が進行します。

また、市販の接着材で付けてしまった詰め物を歯科医院で除去する時には、詰め物を削り取らなくてはなりません。

そして、接着材の成分が歯に浸透すると健康な歯自体も削る場合があります。

 

危険!!!「外れた歯で噛む」

特に硬いものは絶対に噛まないでください。詰め物が取れてしまうと歯は脆くなり、

歯にヒビが入ったり、割れることがあります。成人男性の奥歯にかかる力は約60kgと言われ、

この力が詰め物が取れた部分にかかれば簡単に割れてしまいます。

もし歯の真ん中まで割ると神経を取ることになり、歯の根まで割れてしまえば歯を抜くことになります。

 

最後に

今回は詰め物を入れた時の痛みから詰め物の種類まで幅広くご説明しましたが、いかがでしょうか?

少しでも詰め物についての知識を深めてもらえば、痛みが出たり外れた場合にも落ち着いて行動できますよね!

詰め物の治療をされた方もこれから詰め物の治療を行う方も、まずはその治療ではどのようなことを行い、

何かあった時にはどういった行動を取ればいいのかを知るようにしましょう。

 

執筆/ひらかわ歯科医院 院長 平河貴大

 

 

 

 

 

 

歯の無料相談フォームへ