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あいうべ体操
ひらかわ歯科医院の院長平河です。
今朝のNHKの「あさイチ」ご覧になりましたか?
「あさイチ」は、NHK総合テレビ 毎週(月)~(金)朝8時15分から9時54分まで生放送 暮らしに役立つ情報満載!の番組です。
本日は、最近市内でも流行しているインフルエンザ対策として、博多区にご開業の今井先生考案の「あいうべ体操」が取り上げられていました。
今井先生の講演会には何度か参加させていただき、また著書からもその効果を知り、ひらかわ歯科医院でもご紹介させていただいています。
ポイントをお伝えすると、口呼吸を鼻呼吸に変えていく体操です。
人間の生命を司る無意識の身体的活動としての呼吸。空気(酸素)を体内に入れて、二酸化炭素を吐き出す。人間は1分間に20回、1日に28,800回もの呼吸を繰り返しているそうです。その繰り返しを口ではなく、鼻で行うことで鼻の中にある鼻毛や濡れた粘膜によって、ゴミやウイルス、花粉、細菌、カビなどの侵入を防いでくれます。
すると、免疫力が高まり、風邪など病気への抵抗力や自然治癒力が向上するとのことです。
僕は、口があいているお子さんには必ず「あいうべ体操」を行うように指導しています。歯は口と下のバランスのとれたところに並びますので、口が閉じれて、舌が口蓋(上顎の天井の部分)にあれば、歯並びもきれいになっていくはずです。
また、口が閉じていれば、口の中の乾燥が防げて、虫歯リスクも下がります。
やりかたは、次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす この「べー」をしっかりやることがポイントだそうです。
①~④を1セットとし、1日合計30セットを目安に毎日続ける
この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。
また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
とくに顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。この「いー」「うー」体操は、関節に負担がかからないため、何回行ってもけっこうです。
「ベー」がうまくできない人は、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。
ここでは書ききれないので、ぜひ書籍等を読んでみてください。