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気になる乳歯の歯並び、受け口対策とは?
みなさんこんにちは!ひらかわ歯科医院です。
お子さまについての心配事は尽きないと思いますが、歯並びも悩みの種のひとつではないでしょうか?
ドキドキで迎えた1歳半健診で、歯並びの事を指摘されたら・・・とても心配になりますよね。
今回は、乳歯のお悩みでも多い「反対咬合(受け口)」について詳しくお話しします。
1歳半健診で指摘されることの多い「反対咬合(受け口)」
1歳半健診では歯並びの異常として、「反対咬合(受け口)」を指摘されることがあります。この時期は、一般的に乳歯20本中12~16本が生えてきた頃で、奥歯がまだ生えそろっていません。そのため、前咬みしやすく、一時的に反対咬合(受け口)になることが多いです。また、「イーして(咬んだ状態を見せて)」とお子さまに声掛けしても、下顎を前に出しがち(いわゆる、しゃくれた状態)です。また、泣き顔もだいたい反対咬合(受け口)になりがちです。日常で楽しそうに遊んでいるときなどの横顔が、明らかにしゃくれた状態になっていないときは奥歯が生えて、しっかり咬めるようになる3歳頃には自然と正常咬合(受け口ではない状態)に移行することも多いです。
「反対咬合(受け口)」改善に向けた家庭でのサポート
何もせず様子を見るだけでなく、食生活やお口を使う遊びを取り入れることで、顎の成長発育を促すことができる時期なので、できる範囲で以下の項目にチャレンジするのはいかがでしょうか?
・食事のときは足の裏がしっかりつけることができる足台がある椅子に座って。
・前歯でのかじり取りをしっかり練習する。
・スプーンで食べ物をお子さまの口の中に突っ込まない。自分の唇でパクっとさせる。
・にらめっこ、シャボン玉、風船を膨らませる、ストローを使ってコップの中で水を泡立たせる、などのお口を使う遊びを取り入れる。
乳歯が生えそう3歳から永久歯が生え始める5~6歳頃くらいは同じ項目をご自宅で意識しても効果的です。
まとめ
歯並びも顔つきと同じように遺伝しますが、間違った口周りの筋肉の使い方を繰り返すことで、望ましくない歯並びに移行してしまうことがあります。前歯でかじり取り、奥歯でしっかり咬むことが、お口の機能発達や顎の成長発育には不可欠です。積極的な治療が必要になる前に、日々の生活でお口をしっかり使うことを意識されてはいかがでしょうか?
反対咬合(受け口)以外でも心配事がございましたら、いつでもお尋ねください。お待ちしております。
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